「僕は好きだな、この音。なんだか生命的な感じがするよ」「うん。なんだか生命的な感じがしてきた。この音」「少し窓を開けた方が良いと思うけど」「うん。窓は開けよう、カーテンはどうしたら良いだろう」「カーテンは開けた方が良いよ」「そうだね。カー…
いつもどおり交番前に車がとまり、いつもどおりあたしは助手席に乗り込んだ。 いつもどおりって本当に便利だ。彼はきっと借りてきたばかりであろうCDを車のオーディオに移している。あたしはそれに合わせてなんとなく歌う。 「テケテケ言ってる」 げんなりし…
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