2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧
最近、太宰治が太田静子に宛てた手紙を読んだ。 太田静子は、太宰治の代表作である『斜陽』の原型、と言われる『斜陽日記』の作者であり、歌人でもあった女性。そして太宰の愛人の一人である。現在ならば作家、太田治子の母、と言ったほうがわかりやすいかも…
*ゆっくりと真水に降ろすゆびさきの ねえ、今ほしのおとが聴こえた*海ほたる進化の果てに地下鉄の闇の内なる僕達だもの*滅びない為に滅びる滅びても蒼いまままた欠けてゆく月*囲まれて匂いたちくる夏の実の火を点さずに眠るバイクよ*なめらかな寝息のひとの…
例うればお菓子の家と共にある鍋息の根夜中の攻撃あまりにも遠くにいます離れてては消えぬここは甘くやさしい一定のテンポがあって毎日が続くと苦しいわたあめかじる頬擦ればこわれる気色まだ曲は序盤安心できる音域遠回りして遠退いてみる好きになどできな…
「歌クテル」世代の短歌活動を紹介する「ケータイ短歌の現場より」、連載を再開します。 「ケータイ短歌」に関わる我々は、その名の通り「ケータイを使って活動をしている」います。主にメールやケータイネット(iモードサイトやEZWeb等)を使用して作品をつ…
9月ですねぇ。 暦の上ではもうとっくに秋なのだろうけど、やっぱり9月にならないと、秋が来た、という感じはしない。8月はやたらと暑かったし。毎年楽しみにしているキリンビールの秋味を飲んでも、コオロギが鳴くようになっても、9月にならないとなんとなく…