2006-01-01から1年間の記事一覧

行く年、来る年、歌う年

晦日です!大晦日手前の晦日です!! 2006年ももう終わりますねぇ。今年の世間に知られるような短歌的ニュースというと、あのコウノトリの御歌とか、俵万智原作の映画『TANNKA』の公開とかでしょうか。 これはどっちかというと多い方なのかな…? 『TANNKA』のケ…

ケータイ短歌の現場より(5) うたう☆クラブ

A.I

当「ケータイ短歌の現場より」は、ケータイと短歌のかかわり・ケータイから投稿できる短歌サイトを紹介しているシリーズです。今回とりあげるのは、短歌研究社が行っている「うたう☆クラブ(http://www.mmjp.or.jp/TANKAKENKYU/clubutau.html)」という試み…

那覇の茄子

何年かまえの晩夏、沖縄を旅行していた。離島から那覇に戻り、帰るまでの2日間を過ごした。 蒸し暑い真昼の国際通りのドトールでアイスコーヒーを飲みつつ僕はうんざりしていた。 なぜたどり着けないのか…。僕はかれこれ二時間ほど沖縄シャツの店を探して国…

行列ハイテンション

Wii買いました!発売日に並んで買いました!! うん、本当はそこまでして買うつもりなかったんだけど。 なんつーか…並ぶっつー行為が結構好きなんですよ。ワタクシ。 並んでる間のワクワクドキドキ感とかが…た ま り ま せ ん!! …うーん、少数派な気がする…

北の国まで 2006茄子

今年もとうとうお師匠さんが走る月になっちまったなぁ…、ということで、「今年するつもりでできなかったこと」を何点か。 ①「題詠100首blog」完走するどころか、早々にリタイアしてしまいました…。参加するのも遅かったですけども…。 ②なんかの短歌の新人賞…

ケータイ短歌の現場より(4) ケータイ小説とケータイ短歌のエンドユーザー

A.I

近頃書店のベストセラーに、「ケータイ小説」というジャンルが進出してまいりました。 横書きの、改行の多い平易な文体。読者層は中高生と、他のジャンルの小説と比較して圧倒的に若く、なんとその著者も、読者と同年代の10代の若者であることが特徴です。 …

マジックカーペットライド

11月も半ばを過ぎたのにもかかわらず山はほとんど緑だった。よく眺めれば山は杉ばかりで、これでは時期が来ても山一面が紅葉に染まることはないだろうと思う。 僕たちはバスを降りてケーブルカー駅へと至る参道を歩く。午後の空は雲が出始めているが太陽は…

増殖するモノ達

部屋を掃除してたら喘息の発作を起こした二浦です。 …どんだけ汚かったんだorz 掃除、一番嫌いなんです。 ぶっちぎりでダントツ1位で大っ嫌いです。 …まぁ、汚い部屋が好きな訳ではないんですけれど。 しかし、ここ最近急に寒くなってきたっつー事も有り、炬…

おひっこししたりぼんやり考えたり

引っ越してから一月ほどになるのですが、引っ越しの時に前の部屋のホコリ(と多分カビ…)にやられて、たいしたことはないながら咳が続いている小春川英夫です。今の部屋にも本にくっついてきちゃってるみたいなんですよね、ホコリ(とカビ)…。 そんなわけで…

ケータイ短歌の現場より(3) ツールから見るケータイ短歌の世代論

A.I

携帯電話のナンバーポータビリティ制度が、連日のニュースを賑わせています。ひとり1台は持っているのがあたりまえであると言われているケータイ電話。今日は、その、道具としてのケータイから「ケータイ短歌」を見てみたいと思います。 ケータイ短歌同人誌…

たらこ

つい最近まで、キューピーのCM、たらこスパソースの歌が流行っていた。 わたしはあの「たーらーこーたーらこー」が「ららーぽーと ららーぽーと」に聴こえていたので、ああララポートはリニューアルオープンでもしたのだな、と思っていた。ちゃんとテレビを…

ドット絵の向こう側

最近、FINAL FANTASY5 ADVANCE が凄くマイブーム。 懐かしくて懐かしくてたまりません。 FFシリーズの中ではかなりやりこんだゲームだったなー、と小さい画面を見ながらしんみり。幼い頃からゲームは大好きだった筈なのですが、 気がつけば昔ほどゲームにの…

おひっこし

先日引っ越した小春川英夫(1974年生まれ)です。 引っ越ししている時に卒業文集を見つけて読みふけってしまうという恒例行事はなかったわけですが、「オトナのためのエロティックコミック」と銘打たれた『マンガ・エロティクス』という雑誌の第1号に林あま…

短歌日記:青春ロードムウビィ

A.I

2006年9月24日(日)、南房総へハイキングに行って参りました。遊びに、というより、修行?短歌修行の巡礼の旅のようです(笑)。目的地は鋸山日本寺。天候は快晴。メンバーは、A.I、長岡秋生、鳴宮玉環、蓮、の4名。風そよぐ鋸山に立ちおれば低き山々秋の静…

カフェ ボヘミア

返さなければならない本があったので、僕たちは一緒に住んでいたアパートに近い駅前の喫茶店に待ち合わせをした。 九月のはじめの光はまぶしいのに熱がない。 駅前のロータリーでは同じ車が秋の光を浴びながらぐるぐると回っている。急行の止まらない昼下が…

眠れない夜の苛立ち

グーグーと寝息(というよりイビキ)を立てて爆睡している彼氏の横で、眠れずにうだうだしているいつも通りの夜。 うとうとと、睡魔が降りてきて、あー、やっと眠れるかなー…なんて思った時だった。「○○さーん!!」やけにハッキリした、でっかいでっかい彼氏の…

先日、加藤治郎さんの『環状線のモンスター』という歌集を読んでいましたら、とり・みきさんの『事件の地平線』というマンガを思い出しました。環状線のモンスター―加藤治郎歌集 (角川短歌叢書)作者: 加藤治郎出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2006/07メデ…

ケータイ短歌の現場より(2) テノヒラタンカ

A.I

■「テノヒラタンカ」は、短歌、イラスト、音とフラッシュ動画による新しい歌の表現を求めて作られたコラボレーションユニットです。■手のひらの携帯電話や歌集、PCなどへと発進される、小さいけれど広がりのある短歌ということから「テノヒラタンカ」と名づ…

夏休み(瓶詰め)

ぴつたりとてのひらを伏せ白壁のつめたさをしきりあつめゐるなり 杉原一司小さい頃、夏休みが来るたびに病人になった。 八月が近づき、休みに慣れたあたりになると必ず扁桃腺を腫らしてしまい、ひと夏のほとんどを布団で過ごす羽目になった。夏休みになると…

迷惑メールについて、ぼんやりと

デンデロデンデロデロデロデンデン♪ドラゴンクエストのセーブデータが吹っ飛んだ音で、携帯が私を呼ぶ。 けれど、中身は見ない。 即削除。 …俗に言う迷惑メールってヤツだ。 いやー、こんなんに今時引っかかる奴いるのかよー、とか思いながら辟易している。…

あとむはーとまざー

しばらく前に、角川『短歌』2006年5月号を読んでいたら われの背後の海見るごとく今もなほ<原子心母>の牛こちら向く/大塚寅彦 という歌がありまして、自分としては「うんうん、よくわかる。この歌好きだなぁ」なんて思ったわけですが、 「<原子心母>の牛…

ケータイ短歌の現場より(1) 土曜の夜はケータイ短歌

A.I

ケータイで短歌を詠む若者たちがいます。 私たちのやっている同人誌「歌クテル」も、出発はケータイでした。57577の文字数や、「つながってる」感じ。メール入力との親和性。空間を切り取る写メールのような「短歌」。ケータイと短歌は相性がいいんだと…

週刊『歌ってる?』創刊

さて、週刊『歌ってる?』創刊です。このブログは、短歌の同人誌『歌クテル』の別冊として、A.I、小春川英夫(えいぷ)、二浦ちほ(ぽちうに)、長岡秋生が交代で、毎週短歌に関係したあまり肩肘はらずに読めるエッセイのようなものを書いていくブログです。編集…