うたたねってきましたん

やー、歌の種に酔いましてん。

ランチタイムに「うたたね」着。レンタルスペースみたいのを想像してたんですが、普通の喫茶店だったんでちょっとびっくりしましたん。が、普通に歌集を読めるねんな、と思いましてん。
普通にランチタイムな人々の中にA.Iさんと二浦ちほさんを発見し合流。なんとなく世間話をしつつなんとなく読書タイムになりましてん。
天野慶さんが来たり、市川ナツさんが来たりして、人見知りな私は落ち着いて見えたかもしれないけどかなりドキドキしつつ歌集を読んだりしてましてん。
17時にカフェタイムが終わって、模様替え手伝わせてもらいましてん。やー、ほんま、学校祭みたいで楽しかったですねん。
天然夫婦漫才的な村田馨さん・天野慶さんご夫妻とお子様にアてられて、「結婚っていいな」なんて思ったりしましてん。
バータイムにも歌集を読んで、都営地下鉄で帰宅しましたん。
普段より飲んでないのに酔ってるのは、歌に酔った所為だなー、なんて思いましてん。

勢いでヤッタラン語(?)なのは、北島マヤと201系のスピードの所為だったりしますが、以下、今日読んだ歌集とその中から好きだった一首ですねん(“”内は詞書、()内はルビ。isbnがないのは出版社と出版年。順番は読んだ順ですねん)。



佐藤弓生『眼鏡屋は夕ぐれのため』
“二〇〇二年十二月九日午前、東京都港区芝五丁目界隈”
UFJ、みずほ、あさひをへめぐりてゆく間のまるでたからもの 雪



米川千嘉子『たましひに着る服なくて』砂子屋書房,1998.
ビー玉のなかの秋の陽幼な子にほどけて逃げて読めぬひらがな


斉藤斎藤『渡辺のわたし』BookPark,2004.
どうしようもなければいいよぼくの肩をコインパーキング風につかって


天野慶『短歌のキブン』
いつか飼う海月のための水槽を洗う陽射しの揺れる土曜日
短歌のキブン

短歌のキブン



黒瀬珂瀾『黒耀宮』ながらみ書房,2002.
首枷のごとき自由を愛しこの暗渠もいつか海に溶けこむ