おひっこししたりぼんやり考えたり

引っ越してから一月ほどになるのですが、引っ越しの時に前の部屋のホコリ(と多分カビ…)にやられて、たいしたことはないながら咳が続いている小春川英夫です。今の部屋にも本にくっついてきちゃってるみたいなんですよね、ホコリ(とカビ)…。


そんなわけで、

咳をしてもひとり/尾崎放哉

ってのを、高校の現代国語の授業(ほぼ睡眠時間)に習った覚えがあるなぁ、でもこりゃ俳句か(一応)、なんてことを思い出したりしました。作者はググって調べましたけども。
正岡子規じゃなかったのね…。


でまあ短歌のブログなわけで、高校の頃に習った短歌で覚えてるのを思い出してみようと思ったら、

あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る/額田王

くらいしか思い出せないんですよねぇ。古文の時間はわりと起きてたハズなんですけど(苦笑)

でもって、あらためて、

↑にある額田王の歌の解説を読んでたら、
“間違った恋をしたけど間違いではなかった”
という宇多田ヒカルの「Be My Last」の歌詞がみょうに思い出されたりしました。テーマは全然違う気がしますけども。
…うーん、三角関係…。


巷では学校教育についていろいろ話題になってるみたいですが、受験のための詰め込みばかりでなく、普段は全然役にも立たないんだけど、ある時ふと思い出すようなことを教えてくれたりするといいよなぁ、なんて漠然と無責任に思ったりします。まあ、詰め込みの中から思い出すこともあったりするんですけどね。


とりあえず、「咳をしてもひとり」って今の自分の気持ちに近いなぁ、とか、恋愛なんて昔からあんまり変わらないのな、とぼけーっと考えたり、ブログのネタに困った時に思い出したりするのに高校教育は役に立つんだなあ、と思ったりします(笑)


…そんなことを書いていたら『火の鳥-太陽編』を読みたくなり、額田王はそれっぽい人が後姿で描かれてるだけなんだなぁ、とか、最初に読んだのは中学の図書館だったなぁ、とか思い出したりした文化の日の夜でした。
火の鳥 (No.10)

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火の鳥 (No.11)

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